次のデートの約束をしたけどもう遥陽さんに会いたくなって、スマホを取り出し、メッセージのアプリを開く。
『今日は本当にありがとうございました。また、会える日を楽しみにしています!』
人生で初めてのデートはどうなるのかと思ったけど、とても楽しくてドキドキした。
もし……もしも。この気持ちを恋と呼ぶならば、もう私は……遥陽さんに恋をしているんだと思う。
優しい笑顔、私を抱きしめてくれた暖かな腕。
遥陽さんのそばにいたいと願うほどまで、今日1日で気持ちが膨らんでしまった。
『こちらこそありがとう!めちゃくちゃ楽しい1日だったよ!また今度デートしような』
窓の外を眺めていると返事が来た。
その返事を見て、私はそっとスマホの画面を閉じる。きっと……私の今の顔は、真っ赤に染まっている。