俺の言葉に突っ込みながらも早速メッセージを入れてもらい、数日後、連絡先を交換した。


こんなことをするのは初めてで、ドキドキしながら最初のメッセージを送ったのを今でもはっきりと覚えている。


固くなりすぎないように、でも話が続くようにと考えに考えながらメッセージを送っていた。


誰かとこんなに長く話すのは今まで無かったから、なんだか宝物が増えていくみたいで嬉しかった。


おはようのメッセージも、おやすみのメッセージも送るのは初優だけ。そんな特別な関係が、俺にとってはめちゃくちゃ嬉しく感じた。


特別な女の子と繋がっている。


それだけでも嬉しかった。


でもメッセージを重ねるごとに声を聞きたくなったり、実際に会ってみたくなったりと日に日に初優への想いは膨らむばかりだった。


そして、初めて初優の声を聞いた時。


この声をずっと聞いていたいと思った。


どんどん初優の魅力を感じて、気づいたら“気になる”から“好き”という感情へ切り替わっていた。