これも、私の頑張った、ひとつの恋なんだ。



「遥陽……半年間、ありがとう」



笑顔で君に伝えたかった。


だけど、それは無理だったんだ。


最後に、君の顔を見たかった。


笑った顔を見たかった。


思い出を、持っと作りたかった。でも、それも今日でおしまい。


この恋心は、私の記憶の中にそっとしまわれながら生き続けていく。


だから、今は君との恋心を、記憶の中にそっとしまうよ。いつか、“いい思い出だったなぁ”って思えるその日まで。


ありがとう、遥陽。