みんな各々楽しそうに話をしたり、笑っている。
「いらっしゃいませー」
紗夜について歩き、ひとつのカフェを見つけた。入口から見ても雰囲気のいいカフェだったのでそこでお茶をすることに。
中に入るとモダンな雰囲気のカフェで、パンケーキに力を入れているお店みたい。
「どれにする?」
「うーん……」
案内された席に座り、メニュー表を覗き込む。
どのメニューも美味しそうで迷っちゃう。いちごやバナナ、チョコなどたくさんの種類があった。
「私これにしようかな」
紗夜が先にメニューを決めた。
いちごがたくさん乗ったとても可愛いパンケーキ。紗夜が好きそうな感じのメニューだった。
「じゃあ私もそれにしようかな」
「了解!」
優柔不断な私は紗夜と一緒のものを頼むことにした。紗夜が店員さんを呼んでくれて、メニューを注文。
少しの待ち時間の間、何故か紗夜は何も話さなかった。