「うーん……私は大丈夫だけど……遥陽はなんて言うかな……。そもそも夏祭りのことまだ行ってないんだよね」



夏休みの話はこれからするつもりだったのでまだ夏祭りのことは話していなかった。


今度電話で聞いてみようと思っていたんだけど……。



「そうなの?じゃあ私の彼氏から言ってもらうように話そうか?」


「ううん、それは大丈夫。元々話すつもりだったから」



お弁当をつまみながらそう話した。


紗夜は納得したように頷いている。



「ダブルデートかぁ……楽しそうだね」


「でしょ?うちの彼氏は全然OKだから、今度聞いてみてよ」


「わかった。電話で聞いてみるね」



ダブルデートなんてしたことも考えたこともなかったから楽しそう。


私は遥陽にダブルデートの話をしてみることにした。