
- 作品番号
- 1711965
- 最終更新
- 2023/11/29
- 総文字数
- 5,907
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 6
- ランクイン履歴
-
ヒューマンドラマ7位(2023/12/20)
この先にあるのは、眩しく輝く未来。
君とずっと、いつまでも笑い合う。
それ以外の道は、ないと思っていた。
君とずっと、いつまでも笑い合う。
それ以外の道は、ないと思っていた。
- あらすじ
- 夜明け前。「私」は、深い海に落ちていく夢を見て目を覚ます。寝室の壁には、黒い服がかけられていて、いつも隣で眠っていた夫の温もりが感じられない。三日前に、職場で夫が倒れたのだ。
悪夢のような現実を受け止められない「私」だったが……。
この作品のレビュー
投稿者:紀本明さん
静かな哀しみの物語
レビューを見る
なんてことのない当たり前の毎日は、時になんの前触れもなく崩れ落ちる。明日は我が身だと、読んでいて恐怖を感じるほどに哀しい物語でした。主人公には、まだ「希望」が残っていたのが不幸中の幸いでしたが、彼女がこの先背負っていく哀しみを思うと胸が締め付けられます。
今ある「当たり前」は決して当たり前ではなく、儚い「幸せ」であるという自覚をもって日々を過ごしていかなくてはな、と思わせてくれます。
杏さんの紡ぐ言葉はどれもとても美しくて、胸に迫るものがありました。
素敵な物語をありがとうございました!
2023/12/17 13:50
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