そう考えたところで、サードは「ん?」と首を傾げてしまう。
「そういや、さっきから爆発音が聞こえないな?」
「こちらと同じように魔獣をほぼ倒して落ち着いたか、残った頭数が少ないために、大剣を振り回しているのではないかと思われます。彼は見掛けによらず、身体よりも大きな剣を振り回す方(かた)ですから」
レオンが冷静に答えた。
その光景を想像したサードは、爆破の件に続いてドン引きした。
「何ソレ怖すぎる」
「素手で暴れ回る貴方に比べればマシです」
「おい、ゴミを見るような目を向けるな。つかお前、どんだけ俺のことが嫌いなんだよ?」
その時、外から一際大きな爆発音が上がって地面が振動した。連続した爆破は余韻を残しながら小さくなり、最後は大地が唸るような音と共に消えていく。
しばらく耳を澄ませて沈黙していたユーリスが、音の発生方向へと顔を向けた。
「――運動場あたりかな?」
「エミル先輩の担当位置ですから、恐らくそうではないかと思います」
「そういや、さっきから爆発音が聞こえないな?」
「こちらと同じように魔獣をほぼ倒して落ち着いたか、残った頭数が少ないために、大剣を振り回しているのではないかと思われます。彼は見掛けによらず、身体よりも大きな剣を振り回す方(かた)ですから」
レオンが冷静に答えた。
その光景を想像したサードは、爆破の件に続いてドン引きした。
「何ソレ怖すぎる」
「素手で暴れ回る貴方に比べればマシです」
「おい、ゴミを見るような目を向けるな。つかお前、どんだけ俺のことが嫌いなんだよ?」
その時、外から一際大きな爆発音が上がって地面が振動した。連続した爆破は余韻を残しながら小さくなり、最後は大地が唸るような音と共に消えていく。
しばらく耳を澄ませて沈黙していたユーリスが、音の発生方向へと顔を向けた。
「――運動場あたりかな?」
「エミル先輩の担当位置ですから、恐らくそうではないかと思います」