それまで傍観者に回っていたレオンが、意外だと言わんばかりに片眉を引き上げてそう言った。
ユーリスが彼の方を向いて、「あの人も、結構な魔力量持っているみたいだからねぇ」と答えた。けれどサードに視線を戻して、首を傾げて見せる。
「でも、スミラギ先生はどうして残っているんだい? 聞いた『計画』の話では、全員退散するとか言っていた覚えがあるけれど」
「俺の教育係として、見届けるって言ってたぜ? 事が終わったら、苦しみが短いうちに斬首してくれるらしいし、心強い『先生』だよ」
全て聞いて知っているのであれば、こちらの寿命がもうすぐ切れる事も教えられているはずだろう。そう思って、サードは偽らず本音を口にした。
というか、計画を全部知ったうえでこの行動、こいつら、マジ信じられん。
こちらは命を張っているというのに、それにもかかわらず飛び入り参戦した彼らの神経が信じられない。サードとて無駄死にする気はないが、へたに仕事を増やさないで欲しいものだとは感じた。
ユーリスが彼の方を向いて、「あの人も、結構な魔力量持っているみたいだからねぇ」と答えた。けれどサードに視線を戻して、首を傾げて見せる。
「でも、スミラギ先生はどうして残っているんだい? 聞いた『計画』の話では、全員退散するとか言っていた覚えがあるけれど」
「俺の教育係として、見届けるって言ってたぜ? 事が終わったら、苦しみが短いうちに斬首してくれるらしいし、心強い『先生』だよ」
全て聞いて知っているのであれば、こちらの寿命がもうすぐ切れる事も教えられているはずだろう。そう思って、サードは偽らず本音を口にした。
というか、計画を全部知ったうえでこの行動、こいつら、マジ信じられん。
こちらは命を張っているというのに、それにもかかわらず飛び入り参戦した彼らの神経が信じられない。サードとて無駄死にする気はないが、へたに仕事を増やさないで欲しいものだとは感じた。