次に見た光景は、白い天井と透明の液体がぶら下がっていた場所だった。

病院ってことは、誰かに言われなくてもわかった。

僕はどのくらい眠っていたのだろうか。


君がお見舞いに来てくれたらいいのになんて、平気なふりして、体を動かそうと体に力を入れるも、全身に激痛が走り、絶えられるような痛みじゃなく、声が漏れるとかのレベルじゃなく唸るほどだった。

「大丈夫!?」明らかに僕が思ってる君じゃない声の正体は、もの凄い血相で近づいてきた5個下の弟だった。