ずっと君と一緒に、人生の終わりまで過ごしたかったから、一人じゃ無理だなんて、全て一人でモヤつく気持ちが僕を更にダメにした。
風景を撮るのが好きだった君が見てるかもしれないと思って、前のめりでベランダに体重をかけて見た空は、きっと君のところまで届きそうな雲に、届きそうで届かなくて、僕を照らす太陽が僕の目の前をクラクラさせた。
メラメラする夏の太陽が僕の体を照らしていた。
そういえば、数日水しか飲んでないな...と思った頃には、先程までつかんでいたベランダの手すりと、微笑む君の面影が目の前に映し出され、落ちた衝撃とともに、意識が途切れた。