3ヶ月後、リハビリ途中の僕は、1人でも歩けるようになって、松葉杖をつきながら、歩く練習をしていた。
「兄ちゃんッ!」
そんなことろに走ってリハビリ室に白い紙のような物を持って、弟がやってきた。
「兄ちゃん、これ、ポストの一番下に入ってた」
渡してきた白いものは、あの子からの結婚式の招待状だった。
「なんで僕に…」
そりゃあ、「幸せになってね」なんて言葉かけたけど、僕に来てくれってこと?
「兄ちゃん、どうするの、行くの?」
頭がいっぱいだった
君が僕じゃない他の誰かと結婚して、幸せなところ、見たら認められるのかな。
君のウエディング姿が、見れる…んだよね。
僕がいったんじゃん。幸せになってねって。
僕が見る義務が、あるってことかな。