付き合ってた頃は、あんな単純に付き合い始めて、初めは楽しかったのに。
いつの間にか僕が君を縛って、僕が縛るくせに君からの思いは聞かなくて、僕がいけないことわかってる。
クズなのもわかってるこんなゴミクズが、生きてていいわけないのも分かってる。
自己嫌悪しか起きなくて、君だけが僕を変えようとしてくれてたのに。
全て無視してた。
君と話せること嬉しかったのに、君と会う日に雨が振った日も、雨を君のせいにして、こじらせた思いが君の重りになっていたのも、事実だ。
最後なんて言っても君と会うのを終わりにしたくないから、終わりに出来なくて、僕は今でも、愛してるのに。
君からの愛の重さが分かんなくて、自己肯定感の低さから、君からの愛情を振り払ってたのは僕だ。
茶色の封筒の中に入っていた小さな手紙には、君の文字が書いてあった。
中を開けると
“元気に、笑っててほしかった。
人の好意がわからないからって、自分の気持ちを試されるの苦しかった。もっと周りを見て欲しい。
私には、支えてあげられなかった。ごめんね”と書いてあった。
僕の恋の終わりは、僕が終わらせたようなものだった。
自分が悪いのも分かってるのに、どうしても直せなかった。
直す気がなかったという方が、正しいかもしれない。