売店に着くと顔馴染みの店員さんがいた。
「あ、みきちゃーん!桜もちある?」
「あら、四葉ちゃん!もちろんあるわよ!」
朗らかに笑うみきちゃんこと森山美希さんは私が初めて入院してきたときから売店の店員をしていて、ニコニコと笑いながらいつも話しかけてくれる。
みきちゃんは40代の二児の母で私と同じくらいの子供がいるからか、まるでお母さんのように接してくれる。第二の母みたいな感じだ。
「最近、桜の商品がよく売れててねー、危うく四葉ちゃんの分が無くなっちゃいそうだったから一つ取っておいたの」
うふふと笑いながらイタズラした後の子供みたいに私にそう言った。
「さっすが、みきちゃん!ナイスだよ!!」
私は下手くそなウインクをしながら右手の親指を立てる。そんな話をしていると、スタッフオンリーと書かれたドアが開き、違う店員さんが、変わります、と言ってレジの交代を促した。
このくらいの時間からみきちゃんは休憩になるので、ロビーの椅子でたまに一緒に過ごしている。
「あ、みきちゃーん!桜もちある?」
「あら、四葉ちゃん!もちろんあるわよ!」
朗らかに笑うみきちゃんこと森山美希さんは私が初めて入院してきたときから売店の店員をしていて、ニコニコと笑いながらいつも話しかけてくれる。
みきちゃんは40代の二児の母で私と同じくらいの子供がいるからか、まるでお母さんのように接してくれる。第二の母みたいな感じだ。
「最近、桜の商品がよく売れててねー、危うく四葉ちゃんの分が無くなっちゃいそうだったから一つ取っておいたの」
うふふと笑いながらイタズラした後の子供みたいに私にそう言った。
「さっすが、みきちゃん!ナイスだよ!!」
私は下手くそなウインクをしながら右手の親指を立てる。そんな話をしていると、スタッフオンリーと書かれたドアが開き、違う店員さんが、変わります、と言ってレジの交代を促した。
このくらいの時間からみきちゃんは休憩になるので、ロビーの椅子でたまに一緒に過ごしている。