陰霖に揺れるキミ

現代ファンタジー

陰霖に揺れるキミ
作品番号
1707424
最終更新
2023/10/12
総文字数
6,138
ページ数
8ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
季節は梅雨。

高校生の夏輝は長く続く雨の中、傘を差して下校するその帰路の途中。自宅近くの脇道。
その細道の先には木々に覆われ、静かに聳え立つ石造りの鳥居がある。

その先の祠の前に人影が見えた。
傘も差さずに立つ女性。
長い髪は雨水に濡れ、俯いてる顔は伺えない。

得体の知れない恐怖に逃げ出したいが、足は動かない。
そして降り続く雨の中、こちらの気配に気づいたのか彼女はゆっくり顔を上げた。
視線が交わる。
その瞬間、その女性は驚くような表情の後、何故か泣き出しそうな表情をした。


雨は世界の全てを曖昧にする。
色も音も時間さえも。

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