僕等は今、奪われた夏の一瞬を掴もうとしている。
『引退ライブ 中止決定』
二年前の夏、僕等は絶望を宣告された。
四泊五日の夏合宿も、残り数時間で終わろうとしている。
「詩の声がもうちょっと前に響くように音量上げてもらってもいい?」
「了解!詩、マイクに声通してみて」
大人になったはずの僕達は、この瞬間だけ高校生に戻ることにした。
狭く、蒸したスタジオにひたすら声と音を響かせる。
「颯音のドラムが走り気味だからテンポキープ意識してほしい」
「わかった、結弦のベースを聴いて合わせるようにする」
「琴葉のキーボードはタイミングもちょうどいいからそのままで」
「わかった、ありがとう」
それぞれの前に備えられたマイクに向けて、熱をぶつける。
ただそれぞれに視線を配りながら、放たれる音を掬うように聴きながら。
「時間的に後二曲できるかな」
「できそうだね、ちょっと巻き気味でいこう」
透明な壁に包まれたスタジオの外は暗く、少し離れた先にあるコテージの灯りが柔らかく揺れている。僕達の帰りを待つように、僕達のサウンドを感じ取っているかのように舞っている。
「1・2・3・4」
この感覚、懐かしい。
曲が始まる前の緊張感と、早くなる鼓動に反して刻む脳内メトロノーム。
集められる視線と、それぞれが交わすアイコンタクト。拍を保つため小刻みに上下する爪先。
不意に顔を上げると目に飛び込んでくるメンバーの横顔は、いつみても輝いていた。どんなに有名なアーティストのライブよりも好きな、無名な僕等のバンド。
イントロ部分で、既にラスサビ辺りに抱くべき感情を抱えている僕を許してほしい。きっとあっという間に過ぎ去ってしまう一曲の短さに免じて。
ー*ー*ー*ー*ー
「最終確認お疲れ様!」
コテージに帰る、木製の椅子に腰掛け食卓を囲む。
「二年でこんなに変わるんだな」
「そうだね……みんなもう大人になったんだね」
「私は中身はまだ高校生のつもりだけどね」
そう茶化す彼女が、一番お酒の缶を空けるペースが早い。
手際よく缶を開け、会話を回し、陽気に話を弾ませ、笑う。
メンバー内で唯一、卒業後すぐに社会人となった詩が社会で身につけた特技なのだろうか。
「詩が社会人って想像しづらいな」
「自分でもよくわからないけど慣れていくものなのかなって思ってる、未だに飲み会は苦手だけど」
「琴葉は今何してるんだっけ?」
「私は保育学生の最終学年にいるんだけど……実習期間で色々知って、保育職に就くかは迷い中かな」
「大変そう……颯音は?」
「音響の専門学校に通ってる、卒業制作が忙しいけど機材も本格的で毎日楽しいよ」
「なんか変わってないな、颯音らしい」
「そうか?そう言う結弦は何してるんだよ」
「大学で薬学を専攻してる、就職とかはまだ考えてないけど今はずっと研究室の中にいる日が多い」
誰一人として、同じ道を辿っていないという当たり前のような事実に今更驚く。
二年前まで同じ方向を向いていた全員が、違う方向に足を進める。
「料理届いたみたいだから受け取ってくるね」
「琴葉ありがと」
殺風景だった食卓に彩が盛られていく。
ファストフード、麺類、サラダ、おにぎり、大量の料理が作る手間もなく並べられていく。
「二年で変わったのは俺達だけじゃないのかもな」
「結弦……急にどうしたの?」
「気味悪がるな……不意に思ったんだよ、こういうサービスも二年前まで無かったなって」
「確かに、これが当たり前になったのも二年前がきっかけか」
二年前の夏、世界がみえないモノに怯えていた時代。
顕微鏡ですら見ることのできない存在に怯え、翻弄されたあの頃。
それぞれの時間が蝕まれ、終いに僕達の青春は壊れた。
「当時は途方もなく長く感じたよね……」
不慣れにグラスを回しながら、琴葉が呟く。
「とにかく家から出られなかったよな」
感染症の感染拡大による学校行事の縮小、修学旅行の中止、黙食の推奨、マスク着用の義務付け、人との距離を空けることが強いられた時間。
『その中でも楽しめることがある』という強がりを掲げながら、耐えた高校生活。最後まで、本当の顔を知らない同級生も数えきれないほどいる。
「部費も自由に使えなかったよな」
「懐かしい、その話」
突然の出来事に混乱した学校は、感染対策を見境なく実施した。
全校生徒に三枚ずつ布マスクを配布し、消毒液の入ったスプレーを数メートル毎に設置し、高機能空気清浄機を全部屋に導入した。
それに加え、リモート授業のための通信設備の完備と、それに伴う校舎工事。その一部に各部の部費が大幅に削減された。
「あの壊れかけのアンプ、まだ残ってるかな」
「さすがにもう壊れてるでしょ、常に変な音してたし」
「壊れた扇風機は廃棄されたかな」
「どうなんだろ、倉庫になら残ってるかもな」
体育館横のライブハウスを模した部室で、思い思いの練習を重ねていた。
壊れかけの機材と壊れた備品に囲まれながら、ただ一つの目標を掲げて走っていたあの頃。
「変な絵とか描いて壁に貼ったりしてたよな」
「校舎自体も古いかったから壁に穴が多いんだよね、結弦の落書きで全部塞いでたけど」
「俺の絵がまだ残ってるかもって考えると恥ずかしいな」
退屈を埋めるための奇行も、今となれば戻りたくなるほど懐かしい一瞬になっている。
「そういえば詩、ずっとマスク付けたまま歌ってたけど今考えるとヤバいよな」
「夏場は特にマスクの中が蒸れて頬がかぶれて痛かった……しょうがないんだけどね」
「部室自体も暑かったからな、体育館と違って窓も小さいし灼熱だったよ」
「あの環境でよくやってたよね」
「その代わり俺らは人に恵まれてたのかもな」
「確かに、顧問もコーチも監督もいい人だったよね」
新任教師の顧問と、数十年間軽音楽部の顧問を務めたコーチと監督。
世代間の年齢差も広く、初めは戸惑うことも多かったけれど、その人自体を知ることで『出逢えてよかった』と今は心から想えている。
「監督か……今どこにいるんだろうな」
国内で初めての感染者確認から数ヶ月、僕達のバンドを支え続けた監督は感染者となった。
確認次第隔離され、最後に交わしたのは普段と何も変わらない『お疲れ様でした』の一言。高齢者や持病を抱える患者の死亡率が高かった当時、監督はそのどちらもに該当していた。
おそらくもう二度と、顔を合わせることも、音を聴いてもらうことも叶わない。
「あの時は本当に寂しかったよね……今でも思い出すけどさ」
「大切なことたくさん奪われちゃったね」
「……そうだよな」
二年経った今、その二年間がなかったかのように以前の普通を取り戻している光景を目にすると、どこか引っかかるものがある。
後悔や恨みとはまた違う、名前のない感情。
「でも一番はやっぱりアノ瞬間だよな」
「……そうだな」
高校三年の夏、顧問から告げられた言葉を鮮明に覚えている。
『軽音楽部引退ライブ 中止』
夏季休業中のあの日、動かなくなった扇風機の前でアイスを口に含んでいた午前十一時。
重々しく戸を開けた顧問から溢れた宣告に、時が止まった。
四月に知らされたライブの無観客形式開催、六月に告げられたライブの延期、そして全てが覆された『中止』の二文字。
「あれは受け入れられなかったよな……」
「せっかくバンドを組んだのに、結局一回もライブに出られないってことだもん」
「そこに向かって走ってきた分、失った時の衝撃は辛かったな」
「私はあの時、四人でステージに立ちたかったって今でも思ってる」
いくらアルコールが回っていても、この言葉は紛れもない本心だと思う。
全員の表情から、当時と同じ重さを感じる。
「先生も俺らに言うの辛かったと思う」
「あの頃はどうしようもなくあたっちゃたけど、今思うと申し訳ないことしちゃったな」
「監督と会えなくなってすぐの事だったし、正直バンドの存続次第怖かったな」
「本番一週間前だったからな……」
全てに規制をかけられていく中で、唯一心を保っていた存在すら奪われてしまった僕達は例年より一週間早く、引退することを決意した。
「あの時……結弦が一番最初に『辞める』って言い出したの、私はすごく驚いたな」
「そうだったの?」
「うん、一番揺らがずに練習積んでたから……あの一言は大きかったかも」
「僕もその言葉には驚いた」
「俺は衝動で言ったこと、ちょっと後悔してるけどね」
「みんな色々思うことはあるよ、きっと」
どこか寂しく、切ないような瞬間ばかりが溢れてくるのは、当時一切弱音を吐かなかったからだろう。
前を向いたフリをしながら、もどかしさを抱えていたのだと思う。
夜も深くなり始め、食卓を片付ける。
明日に向けてそれぞれの部屋に向かう、話の内容とは繋がらないくらいの笑みを交わしながら手を振る。
『おやすみ、また明日』
「なぁ颯音」
「ん?」
「俺らってさ、本当にすごいバンドだったよな」
「いきなりどうしたんだよ」
「だって男女半々の高校生バンドって大抵途中で解散しちゃうじゃん?」
「まぁ僕のお姉ちゃんもバンド組んでたけど一年も続かなかったって言ってたけどさ」
「奇跡のメンバーなのかもな」
僕と結弦の二人部屋、どれだけ気の知れたメンバーだとしても寝室は分ける。
それにきっと、この二人だからこそ交わせる会話がある。
「確かにそうなのかもな」
「颯音、覚えてる?」
「何を?」
「部員が集まらなくて廃部寸前だった時のこと」
「懐かしいな、よく覚えてるよ」
入学して数週間、周囲のクラスメイトが次々に入部を確定していく中、僕だけが入部届を握りしめたままだった。
『軽音学部』と書かれた入部希望届けを隠したまま、廊下を歩いている時のこと。
「結弦」
「ん?」
「あの時、肩ぶつかってくれてありがとな」
「なんだよそれ」
恥ずかしそうに笑いながら、二人だけの想い出に浸る。
「颯音」
「ん?」
「あの時、入部届を落としてくれてありがとう」
「こちらこそだよ」
クラスも違う結弦との偶然、当時は恐怖が大きかったけれど今思うと感謝以外の感情が見当たらない。
「結弦と職員室に向かう途中で、詩に会ったんだよな」
「そうそう、詩が俺のこと先輩だって勘違いしてさ」
「懐かしいな『職員室ってどこですか?』って訊いてきたんだよな」
入部届を手、に今より数十センチ小さい詩が僕達に声を掛けた。
「あの時って颯音と詩、同じクラスだよな?」
「そうなんだけど本当に初対面だったんだよね」
「颯音が人と関わらなすぎなんだよ」
入学して発した言葉は、原稿用紙一行にも満たない一言と挨拶だけ。
相手が異性となると尚更、顔を合わせることすら慣れていなかった。
「そしたら詩が琴葉を連れてきてくれたんだっけ」
「そうそう、社交的な詩が極端に内気な琴葉を口説いたんだよ」
「口説いたって……」
「大袈裟じゃないぞ?琴葉のピアノをベタ褒めして入部まで運んだんだから」
今になって知らされる結成秘話、語られることのなかった始まりの話。
「それからパート決めが始まって、曲が決まって……」
「不定期に活動休止が強いられて、リモートでの練習が始まって……」
「あっという間だったけど、かなり濃い時間を過ごしてたんだよな」
「本当に、僕達にとっての青春だった」
「作詞してる人とは思えないくらい安直な表現だな」
「それくらい感情が強いんだよ。言葉にならないの意味が今やっとわかった」
当時、肌身離さず持ち歩いていた歌詞カード。
表紙には四人で重ねた落書きと、サイン。
「颯音、明日のライブ企画してくれてありがとな」
「こちらこそ、みんなに声掛けてくれてありがとう」
「音響専門学生は頼りになるな」
「好きが高じたんだよ」
深夜一時、スマートフォンの明かりを消し目を閉じる。
この床の硬さを感じながら眠る最後の夜、明日の光を思い描きながら眠りにつく。
隣で目を瞑る彼女を見て、たまらなく声を掛けたくなってしまった。
「ねぇ琴葉」
「ん?」
「起こしちゃった……?」
「高揚感で眠れなかった、詩も?」
「そんなところかな」
「じゃあちょっと私がずっと伝えたかったこと、詩に伝えてもいい?」
「伝えたかったこと……?」
「そう、ずっと伝えたかったこと」
琴葉が初めて、自ら『話したい』と口を開いた瞬間。
暗闇でよく見えないけれど、きっと目の色も違うと思う。
「私、本当は一年の終わり頃に退部を本気で考えたんだよね」
「えっ……」
「驚いたでしょ」
「知らなかった……」
「監督にだけ、相談してたんだ」
「監督に?」
「メンバーとか、余計な心配掛けたくなくて」
「そんなことがあったんだ……」
初めて告げられた琴葉の本当、いつも場を和ませ続けた彼女の脆い部分。
「どうして『退部』っていう考えにいたったの?」
「私がいたらダメだって、どこかで思っちゃったんだよね」
「……」
「詩みたいに上手に話もできないし『バンド』っていう空間には弊害になっちゃうのかなって」
「そんなこと抱えさせちゃってたんだ……」
「でもね、私がここにいたいって思えたのはやっぱり詩のおかげだったんだ」
「私?」
今、この瞬間。
私は初めて『琴葉』という人間に心から向き合えている気がする。音に惹かれて出逢った私と琴葉の知らなかった物語。
「三年生の四月のこと、詩は覚えてる?」
「ライブが無観客に決まったことだよね、たぶん」
「そう、詩は悔しかったと思うけどさ、私はちょっと安心したんだよね」
「聞きたいな、琴葉の気持ち」
極度の人見知りがコンプレックスだった琴葉にとって、人前に出ることはすごく怖いことだった。
顧問や監督の前で演奏するだけで脚がすくんでしまうと相談されたことがある。私はいつの間にか『琴葉も人前で演奏することが楽しい』と思えるようになった喜んでいたけれど、それは私の思い込みだった。
戦い続けた怖さから解放された『無観客』という言葉に、琴葉は『救われた』と震えた声で、数年越しに伝えてくれた。
「そんな風に思ってくれてたんだね」
「でもみんなは『有観客』を望んでいたから、雰囲気が重くてさ」
「琴葉には申し訳なかったよね」
「違うよ、さっきも言ったけど詩が照らしてくれたんだ」
「え?」
「詩が、詩の歌が私達を照らしたんだよ」
「私の歌が……」
「結弦と颯音の本当の想いはわからないけど、私達は確かに詩の歌に引き留められたから」
「琴葉……」
呼んだ名前の後に返ってきたのは、静かな寝息だった。
琴葉が本音を溢せたのは成長か、それともアルコールの効能か。どちらにしても琴葉らしい、そして私達らしい。
あの日、立つはずだったライブステージへの無念を晴らすために二人でバスに乗り、現地に行った日のことを思い出した。
帰りのバスで聴いた静かな寝息と重なる、変わらぬ幼さを持つ彼女の熱い本音。
明日のステージでその熱さが、私達四人の火薬となりますように。
快晴。
普段感じる鬱陶しさを全て打ち払ったような、際限のない空。
「絶好のライブ日和じゃん」
「さすが颯音は晴れ男だね」
本番直前、機材の最終確認。
「設営は颯音の専門学校で同級生の方々がやってくれたんだっけ、本当に頭が上がらないよ」
「ライブ後にお礼を言いに行こう、お土産も何もないけどその分最高のライブにしよう」
それぞれが高校時代と同じ楽器を手にする。
「そういえば詩って社会人になってギターとか弾く時間あるの?」
「なかなか無いかな、歌は口ずさむくらい」
「まぁそんなもんだよな、俺も全然ベースに触れてなくて」
「琴葉くらいじゃない?保育系ならピアノとか触れる機会ありそう」
「そうだね、当時ほどではないけど結構頻繁に触ってるかな」
それぞれの世界を生き始めていた僕達がもう一度出逢えたことは、奇跡なのかもしれない。
社会人、専門学生、大学生、音楽なんて頭にも過らないほど忙しい日々の中で呪いのように残り続けた記憶は、きっとその時間が欠けがえのないもので、尊かったことの証明。
『そろそろステージ袖に移動お願いします』
高校時代、聴くことのできなかった始まりの合図。
楽器を置き、幕の裏へ駆け、顔を見合わせる。
「ステージ前に一言ずつ残していかない?」
「そういうの憧れだった、じゃあ颯音から」
「僕は心の底から、このメンバーとバンドが好き。好きなんて言葉じゃ足りないくらい。結弦、琴葉、詩、三人が仲間で本当によかったと思ってる、あとは盛大にやろう。本当にありがとう」
「じゃあ……次、結弦」
「俺は……このバンドを組んでなかったら音楽を辞めていたと思う、俺はこのバンドに人生を変えてもらった。それくらい想い入れのある場所、本当にありがとう」
「琴葉、話せる?」
「私は、正直このバンドに居続けていいかわからなくなった時があったの。でもそんな不安すら超える好きが詰まってる場所だった。あの時叶わなかった夢を、今叶えさせてくれて本当にありがとう」
「最後、詩」
「私はこの中で唯一すぐに社会人になったけど、ここまで熱くなったの高校生ぶり。思ったことを本音でぶつけて、心から揺さぶられる、この四人だから味わえた感覚だよ。本当に大好き、楽しもう、会場を湧かせよう」
円陣を組む、伝わる温度と震えは確かな命の鼓動。
開演まで数十秒、一生に一度の特別を叶える瞬間が幕を開ける。
「1・2・3・4」
この感覚を、味わいたかった。
曲が始まる前の緊張感と、早くなる鼓動に反して刻む脳内メトロノーム。
集められる視線と、それぞれが交わすアイコンタクト。拍を保つため小刻みに上下する爪先。
ドラムという全員の逞しい背中を感じる特等席。観客とメンバー、全ての熱気を受ける場所。
詩のギターと歌声、結弦のベース、琴葉のキーボード。
揺れる肩と、動く足。観客を煽る手拍子と、曲を彩る動作。
世界中の著名バンドのどこよりも、僕は無名な僕達が好きだ、この四人で響かせる音が好きだ。
全てを奪われたあの夏は、それ以上の何かを掴むための伏線だったのかもしれない。
『神様は意地悪だ』という言葉をよく耳にするけれど、きっと神様は意地悪ではない。
僕が作詞をする時のような、臭いシナリオを好んでしまうのだろう。絶望から計り知れない希望を用意するあたり、僕と同じ思考を感じる。
ここまでの快晴ということは、神様もご満悦だろう。
これからの人生、それぞれの道を進んだ先で何度も再会がありますように。
飽きるくらいの臭いシナリオが、用意されていますように。