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桜と共にある二人の物語。 美しく儚い様子に胸がギュッと切なくなりますが、最後に前を向く強さを感じられます。 心理描写と季節の描写が印象に残る作品です。
桜の木の下… 別れた恋人と過ごした時間に想いを馳せる主人公がとても物悲しく、前(未来)へ進めずにいる心情がひしひしと伝わってきて、切なかったです…。 ラストの恋人のメッセージをきっかけに主人公が再び、前(未来)を向いて生きてゆく姿がとても素敵な作品でした。
最初から最後まで、「綺麗」「美しい」というのが、読了後すぐの印象でした。 別れたのであろう展開は予想出来ていましたが、その後の相手の思いは予想外で、また主人公がその思いを知ったきっかけが本当に切なく、胸に来るものがありました。 個人的に、この作品の中で「桜のような人」の意味が特に好きです。 桜である意味、また卒業をテーマに書いた意味がよくわかる一文だと思いました。 心温かく、春のように読める作品でした。素敵な作品を生み出してくださり、ありがとうございました。