「賞取った時だけは母さんも褒めてくれたんだよ」
「マジで?」
「分かりやすく自慢できるからね。ママ友にも親戚にもさ。リビングの一番目立つところに賞状と一緒に飾ってんの」
いつの間にか空は明らんでいた。
「もうそろそろ、卒業式が始まる時間だな」
「今頃大騒ぎになってるだろうね」
青空を仰いで、二度と戻らない日々を振り返る。
「三年間楽しかったよな、思う存分、好きなだけ絵を描けて」
「志月のおかげだよ。好きなように描ける環境整えてくれたのは志月だったじゃん」
「そうだったっけな」
すっとぼけながら、楽しかった日々を語った。
「マジで?」
「分かりやすく自慢できるからね。ママ友にも親戚にもさ。リビングの一番目立つところに賞状と一緒に飾ってんの」
いつの間にか空は明らんでいた。
「もうそろそろ、卒業式が始まる時間だな」
「今頃大騒ぎになってるだろうね」
青空を仰いで、二度と戻らない日々を振り返る。
「三年間楽しかったよな、思う存分、好きなだけ絵を描けて」
「志月のおかげだよ。好きなように描ける環境整えてくれたのは志月だったじゃん」
「そうだったっけな」
すっとぼけながら、楽しかった日々を語った。