婚約破棄されたので別の殿方と結婚しようとしたら、なぜか跡を追われました!?─私の幸せな身籠り結婚─

作品番号 1701546
最終更新 2023/10/10

婚約破棄されたので別の殿方と結婚しようとしたら、なぜか跡を追われました!?─私の幸せな身籠り結婚─
あやかし・和風ファンタジー

38ページ

総文字数/ 63,797

ランクイン履歴:

総合:74位(2023/08/06)

あやかし・和風ファンタジー:21位(2023/08/06)

私、子規堂七海。婚約者であった氷織颯霞に婚約破棄されたので、新しい婚約者と結婚することにしました。


ここは、明治42年の日本───。

有名な名家の長女である、この国で最も位の高いお嬢様、子規堂七海は、国内最高の軍隊を率いる隊長、氷織颯霞の第一婚約者となった。


二人はお見合いの日、お互いがお互いに良い婚約者を演じた。心の中では望んでいない婚約。政略結婚だったのだ。


しかし七海には、誰にも知られていないもう一つの裏の顔、そして、"秘密"を持っていた───。


しかし、裏で何者かが二人の婚約を邪魔しようとしていた。そんな最中(さなか)、颯霞は大切な幼馴染が自分の婚約者である七海によって虐げられている現場に遭遇してしまう。


政略結婚でした婚約だったとは言え、華やかで気品があり、とても優しい雰囲気を纏っていた七海に、氷織颯霞は次第に心を奪われてしまっていた。けれど、自分の知らぬ七海の一面を見てしまった颯霞。


颯霞は七海との結婚を拒否し、婚約破棄を命じた。


七海が氷織家を去って2ヶ月が経過したその夜。颯霞の幼馴染が颯霞の部屋を訪ねてきた。


私は、七海さんに虐められてなどいない、と。七海さんが私を虐げているような光景をわざと兄様に見せつけたのです、と。あの日、少しの時間だけ演技をして欲しいと七海さんにお願いされたのです、と。


それを聞いた颯霞は、血相を変え、彼の幼馴染を問い質した。なぜ、もっと早く言わなかったのかと。


颯霞は、突然消えてしまった七海を捜索するため、自分の軍隊に国中をくまなく探してでも、七海を探し出せと命じた───。


七海がなぜ、颯霞との婚約を破棄へと導いたのか。そして、七海の裏の顔、秘密とは一体何なのか。


『私は、貴方様が思っている以上に、自分のことを大切に思っております』

『だからこそ、私は貴方と生きることなど、言語道断なのです』


これは、真実と嘘、そして永遠の愛が絡み合った、切ないラブストーリー。颯霞たちは、果たして幸せになることが出来るのか。そして、七海が必死に隠そうとする秘密とは……?


……だが、七海を襲う魔の手が、確実に近づいてきていた───。


すべての謎が解かれたとき、二人は再び、恋に落ちる。


二人の想い合う“愛”に、あなたは必ず涙する───。



※流血表現・暴言・性描写あり

あらすじ
──鬼。それは人の血肉を喰らい、陽光を誰よりも嫌う者。この世界には、3つの世界が共存して存在していた。その鬼を倒す者は、昔から異能者と呼ばれ、誰よりも尊ばれてきた。異能者の家系には限りがあり、異能を持たない人間は多かった。炎、水、風、岩、大地、氷……。異能には、それぞれ種類があった。そしてそれらの異能者の中で最もトップに君臨する王者達が、子規堂家長女、子規堂七海、氷織家当主、氷織颯霞だった───。

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