拝啓 美来へ
ごめんね。死んでまでこんな手紙残すなんて面倒だよね。でもこれだけは見て。ここには真実しか書かないから信じて欲しいな。
美来、私ね美来のこと大好きなんだ。友達としても1人の人間としても
恋愛対象としても。
は?って思ったでしょ。私の初恋は美来でした。それで紫苑くんに会うまで私はずっと美来に恋をしていました。紫苑くんに会ってからも私の1番は美来だった。可愛くて優しくて強い美来には幸せになって欲しかった。でも私は幸せにできない。せめていい男の人と一緒にいい人生を送ってほしかった。だから美来に半端な男の人が寄ってくるなんて耐えられなかった。蒼はとってもクズだったから美来があいつと関わって泣くなんて見たくなかった。だから何回も蒼に美来を諦めろって言った。美来にも蒼はやめろって言ったでしょ?そしたら蒼が私が蒼と付き合ったら美来は諦めるって言った。だから蒼と付き合った。これまで美来が好きになった男はみんなこんな感じで私が1番嫌いなクソみたいな男だった。だから美来から引き剥がした。でもそれが美来に死んで欲しいと思われるほどの行動だとは思ってなかった。ごめん。圭くんと良い感じだって聞いた時、嬉しかった。美来を幸せにしてくれる良い人が美来を迎えに来てくれたと思った。でも突然私に匿名で悪口が送られてきた。最初は気にしてなかったけどそれが圭くんと美来からだと知ったらもう無理で死ぬしかないと思った。2人の幸せな生活が脅かされるなら私はいらないと思った。だから自殺を選んだ。我ながらめんどくさいなあ。私はもういらないから。
圭くんと幸せになってね。

ずっと大好き。

四葉より