君とロマンティックを透明にしたい。

作品番号 1700815
最終更新 2023/06/27

君とロマンティックを透明にしたい。
青春・恋愛

1ページ

総文字数/ 8,165

ランクイン履歴:

総合:15位(2023/07/04)

青春・恋愛:4位(2023/07/04)

 エモい詩を書く君のことを、もっと知りたい。

 もしかしすると、幼稚園のとき、好きだった人かも。

 私は勇気を出して、ハルくんかもしれない人にDMした。
 相手はすでにフォロワーが8000人もいたけど、そんな私のDMになぜか返してくれた。

 そう思っているのは私の勝手な思い込みじゃなくて、
 『ルナちゃんって子、幼稚園のとき、仲がよかったな』ってハルくんから、メッセージが来たからだった。

 この話はインスタから始まった私の恋の話。



 ☆収録されている詩☆

●傷ついた君を救いたい。


傷ついた君の心を癒やしたいから、
そっと抱きしめて、時を止めた。
降り続く雪は君の髪にそっとつもり、
簡単に水滴になって、白さは消えていく。
いくつになっても君のことを
ずっと見ていたいから、今は落ち着けよ。
肩を震わせて泣き始めた君は
はぐれて、孤独なペンギンみたいに
怖さをすべて、知っているように感じる。
どんな絶望もすべてに熱を加えて、
キャンディを溶かしてもう一度作り直そう。
楽しさをたくさん、作っていこう。
だから、ずっと、
このままでいようね。




●好きだった君を思い出すスタバは切ない。


スタバで君への思いを浄化さたくて、
甘さをしっかりと味わうことにしたよ。
君との世界は一緒だってこと、
信じることができるけど、
涙はなぜかわからないけど、溢れてしまうよ。
あの日、君が好きと言った言葉、
それが本当だったなら、
私は今日、
こんな寂しい思いしてなかったのに。




●たまに心に残っている君が出てくる。


一瞬であの日の一瞬に戻ったみたいな夢で、
もう、会うはずもない君と、
ずっと、心地よいお話をしていたい。
目覚めて、現実に戻り、
まるで、今にタイムスリップしたような
感覚を覚えるくらい、
過去の中の君の笑顔は素敵だった。
君とは、もう、世界線が違うのに、
君のことを、未だに夢で見てしまうのは、
期限切れの恋が忘れられないからだよ。
冷たい朝を続けたくて、
窓を開けて、
冷蔵庫からアイスコーヒーを
取り出して、グラスに注いだあと、
君の名前をそっと口に出してみた。



※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)

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