ただ、昨夜と同じくリアのハンモックで寝るんだけど、金の精霊であるメルが蔦に長時間触れたままになるのは、ちょっと辛いのだとか。
だけど、少ないとはいえ魔物が出る可能性もあるのに、メルだけ地上で寝るというわけにもいかない。
なので、みんなでいろいろ考えた結果、俺の上でメルが眠り、リアの蔦に触れないようにすることになった。
「お兄ちゃん。メルたんは良いけど……大丈夫?」
「俺は何ともないけど、リアは大丈夫なの?」
「私なら大丈夫よ。カイ君、メルちゃん。おやすみ」
とりあえず、リアが大丈夫だと言っているので、最低限のことはできているようだ。
ただ、メルが小柄だから何とかなっているんだけどね。
「パパー。がんばってでち! おやすみでちー!」
そんな中で、ディーネは普通にハンモックで眠り……これは、早々に何か考えないとな。