ピンクのゾウがくしゃみした。
 長い鼻からブォーと勢いよく風が噴射され、そこにあった何枚もの紙が舞い上がってばらばらになっていく。
 それはほんの気まぐれなことで全然大したことはないのだけど、ピンクのゾウは考えながらその紙を並べだした。