今日は午前からリモート会議の続きだった。いよいよ溜まってきた洗濯物を干しながら、俺は仕事の準備にとりかかっていた。二人は基本おとなしく遊んでいたけれど、環奈の方はすぐに俺のところにやってきて遊んで欲しがった。「あとで」と言えば言うほどかまってほしがった。仕方なく少し本を読んだり、人形ごっこに付き合ったり、ままごとで作ったものを食べるふりをする。それで少しは気が済むらしい。だけどその時間は、確実に俺の仕事時間を削っていった。
_「仕事にならんでしょ、子どもを見ながらなんて」
昨日の上司の言葉が、あざ笑うような上司の表情と共に浮かんだ。俺はその言葉をかき消すようにキーボードをたたいた。
会議は時間通りに始まった。今二人はテレビに夢中だ。このままなら大丈夫だ。だけどそれもほんの束の間だった。しばらくすると環奈が机の周りをうろうろし始めた。そして「あれがない」「これがない」「お茶が欲しい」などと言い始めた。だけど俺はそれを完全に無視した。聞こえないふりをした。昨日のように一度対応すると、何度でもやって来る。気迫で寄せ付けないようにした。すると環奈はあきらめてどこかへ行ってしまった。ほっとするのと同時に、小さな罪悪感が生まれた。
_「仕事にならんでしょ、子どもを見ながらなんて」
昨日の上司の言葉が、あざ笑うような上司の表情と共に浮かんだ。俺はその言葉をかき消すようにキーボードをたたいた。
会議は時間通りに始まった。今二人はテレビに夢中だ。このままなら大丈夫だ。だけどそれもほんの束の間だった。しばらくすると環奈が机の周りをうろうろし始めた。そして「あれがない」「これがない」「お茶が欲しい」などと言い始めた。だけど俺はそれを完全に無視した。聞こえないふりをした。昨日のように一度対応すると、何度でもやって来る。気迫で寄せ付けないようにした。すると環奈はあきらめてどこかへ行ってしまった。ほっとするのと同時に、小さな罪悪感が生まれた。