家に帰るとかなり月はか傾いていた。

「風呂はいって寝るか。先入って、しっかり温まれよ?」
「ありがとう、朝日もカフェオレでも飲んで休んでて。今日は楽しかったわ、また行きましょう?」
「わかったわ。こちらこそ、夜空の息抜きになったなら良かった。」

 今日最後のキスをする。

 これは夜空を大事にしたいがためなのだ。

 早く体を温めよう。

 
 明日のために念入りに歯を磨き、自室に入ると、既に布団がもこっとなっていた。

「おーい…夜空?」
「…ふふっ」
「そこは笑っちゃダメだろ…」
「だって、何か面白くて。」

 自分の枕まで持ってきて、ここで寝る気満々だな。

「真昼とこ行けって。」
「あら、連絡見てないの?」

 連絡に心当たりがなく、数時間ぶりにスマホを触ると1件何か入っていた。

『彼氏んち泊まるから、お好きに!』

「マジか…」

 できればいて欲しかったが、これもこれで感謝だ。

「一緒に寝るのは嫌かしら?」
「そうじゃねぇよ。」
「良かったわ…なんだか1人が嫌だったの。朝日と居たくて」

 モゾモゾと寄っては、胸に収まる。