何かに間違えたか?もしかして、地雷を踏んだか?

 ……そのために、俺から離れたんじゃ……?

 そう思い考えた瞬間、追い走る足が、止まった。

 取り繕い方をミスった…自分の気持ちを押し付けようとして、かえって辛くさせた。
 次は間違えないように…拒絶されないように……姉弟のままいられるように………

 そして、ある事に気付き、思考を止めた。
 拒絶されないように………?あいつのこと忘れたいなら、拒絶されてもいいんじゃね……それで、夜空に避けられようが、引かれようが、何も…

「変わらねぇ筈……なんだよな……」