「覚悟を決めました」
「「え?」」

喧嘩をしていた二人が動きを止めてミズチ様をみる。

「カナタと話をします。我、行ってきます」

覚悟を決めた目でミズチ様は隠れていた所から歩き出す。
迷いのない歩みでスケッチをしている彼の下へ向かう。

「あまり気が進まないな」
「え?」