「ハーブは魔族も精霊も口に合いますからね。あなたもそうでしょう。ハーブだと一番しっくりくるのでは?」
言われて、ティーゼはきょとんとした。少し考え、自分に精霊族の血が流れていると指摘されたのだと気付いて目を丸くする
「精霊の血が入ってる事、私、言いましたっけ?」
「魔族は目と鼻がいいのです。精霊の血の匂いも嗅ぎ分けられます」
「へぇ。じゃあルイさんも知っているんですか?」
「当然です。私達ほどの階級であれば、どの精霊族であるのかも推測できますよ。それにしても【予言の精霊】ですか。他種族の精霊の血が混じっていない、生粋の血を引いている人間であるほど特徴的ですから、分かり易くもありますね」
ルチアーノが含むように言ったので、ティーゼは首を傾げた。
「特徴的? 精霊の血が流れているなんて珍しくもないでしょう。こう言っちゃなんですけど、私は両親と違って、特に精霊らしいところもありませんし」
言われて、ティーゼはきょとんとした。少し考え、自分に精霊族の血が流れていると指摘されたのだと気付いて目を丸くする
「精霊の血が入ってる事、私、言いましたっけ?」
「魔族は目と鼻がいいのです。精霊の血の匂いも嗅ぎ分けられます」
「へぇ。じゃあルイさんも知っているんですか?」
「当然です。私達ほどの階級であれば、どの精霊族であるのかも推測できますよ。それにしても【予言の精霊】ですか。他種族の精霊の血が混じっていない、生粋の血を引いている人間であるほど特徴的ですから、分かり易くもありますね」
ルチアーノが含むように言ったので、ティーゼは首を傾げた。
「特徴的? 精霊の血が流れているなんて珍しくもないでしょう。こう言っちゃなんですけど、私は両親と違って、特に精霊らしいところもありませんし」