マーガリー嬢は、雰囲気のきつい美女だが歩く横顔も凛々しく、それだけで、ティーゼの沈んでいた高揚感も浮上した。歩くたびに揺れる胸、女性らしい肉付きのある形の良い尻、どれをとっても欠点の見られない完璧なボディには見惚れてしまう。
町中を移動する間も、マーガリー嬢は人目を引いていた。数少ない女性騎士という存在感もあって、憧れと羨望の眼差しが圧倒的に多かった。隣を歩くティーゼを、町の人々が「見慣れない顔だなぁ」と不思議そうに見送っていった。
歩きながら、マーガリー嬢が、ちらりとこちらを見降ろした。
同じ女性でありながら、頭一個分以上高い彼女を見上げ、ティーゼは場を取り繕うように笑って見せた。すると、彼女は少し目を瞠り、それから困ったような微笑を返した。
辿り着いた先は、人の気配がない駅前のベンチだった。ここなら誰かに話を聞かれる心配もないからと、マーガリー嬢は、ティーゼに隣に座るよう勧めながらそう説明した。
町中を移動する間も、マーガリー嬢は人目を引いていた。数少ない女性騎士という存在感もあって、憧れと羨望の眼差しが圧倒的に多かった。隣を歩くティーゼを、町の人々が「見慣れない顔だなぁ」と不思議そうに見送っていった。
歩きながら、マーガリー嬢が、ちらりとこちらを見降ろした。
同じ女性でありながら、頭一個分以上高い彼女を見上げ、ティーゼは場を取り繕うように笑って見せた。すると、彼女は少し目を瞠り、それから困ったような微笑を返した。
辿り着いた先は、人の気配がない駅前のベンチだった。ここなら誰かに話を聞かれる心配もないからと、マーガリー嬢は、ティーゼに隣に座るよう勧めながらそう説明した。