「おはようございます、ミコ様」
「なんてお願いしてた~?」
「それは私たちにはわかりかねます。ミコ様に聞いていただかないと」
琴子は起き上がり、着替えを済ませていう。
「でも、朝来てたんならもうお願い聞けなくない?」
なんとも無責任に琴子が言う。
「大丈夫です」
後ろのほうから葵(あおい)が返事をする。
「え?」
「きちんとその様子を録画しておりますので」
録画デッキとリモコンを持って葵が言う。
「へ、へえ~」
(なんてハイテクな神社……)
琴子は心の中で思いながら、再生される録画画面を見つめる。
画面の中にはどこかの神主のような人間が映っていた。
「ミコ様。どうかお願いです。盗まれたなでなでうさぎを見つけて神社にお戻しください。お願いいたします」
神主らしき人間はそのように願うと貢物を置いて去っていった。
「これは、町の北にある神社の神主様ですね」
日和が願いを言いに来た人間の情報を言う。
「北にある神社か、なでなでうさぎって?」
「なでなでうさぎは縁結びのご利益がある神社のおすすめスポットの一つです」
「縁結びのご利益か……それが盗まれたのか」
「そうみたいですね」
「よし、とりあえずその現場に行ってみるか」
「かしこまりました、私たちもお供いたします」
こうして、盗まれたなでなでうさぎがある神社にいくことになった。
「なんてお願いしてた~?」
「それは私たちにはわかりかねます。ミコ様に聞いていただかないと」
琴子は起き上がり、着替えを済ませていう。
「でも、朝来てたんならもうお願い聞けなくない?」
なんとも無責任に琴子が言う。
「大丈夫です」
後ろのほうから葵(あおい)が返事をする。
「え?」
「きちんとその様子を録画しておりますので」
録画デッキとリモコンを持って葵が言う。
「へ、へえ~」
(なんてハイテクな神社……)
琴子は心の中で思いながら、再生される録画画面を見つめる。
画面の中にはどこかの神主のような人間が映っていた。
「ミコ様。どうかお願いです。盗まれたなでなでうさぎを見つけて神社にお戻しください。お願いいたします」
神主らしき人間はそのように願うと貢物を置いて去っていった。
「これは、町の北にある神社の神主様ですね」
日和が願いを言いに来た人間の情報を言う。
「北にある神社か、なでなでうさぎって?」
「なでなでうさぎは縁結びのご利益がある神社のおすすめスポットの一つです」
「縁結びのご利益か……それが盗まれたのか」
「そうみたいですね」
「よし、とりあえずその現場に行ってみるか」
「かしこまりました、私たちもお供いたします」
こうして、盗まれたなでなでうさぎがある神社にいくことになった。