転生したら鹿だった~だけどこの町では鹿は神獣として敬われる存在だった件~

「よかったね、無事におばあちゃんとお孫さん再会できて」

 琴子たちは少し離れた木陰よりその様子を眺めていた。

「ミコ様のお働きの賜物ですよ」
「ううん、みんなのおかげだよ」
「さあて、貢物ありがたくいただくとするかな~」


 よきかな、よきかな―─