マルグリットも回復薬を飲んだおかげで立てるようになっていた。腕と脚の状態を確認して、問題なく走れそうなくらいまで回復していることを確認した。
「よし、私ももう動けそうなので、少年を迎えに行きましょう。あと、少年がグランドホーンの角を欲しがっていたので少し持っていきたいのですけど」
「さっきマルミーヌちゃんとグランドホーンが激突した時に角の破片が足元に飛んできたから確保しておいたんだよ。それを少年に渡そう」
「では行きましょう」
三人はグランドホーンに背を向けて少年の元へ走っていった。その光景を目撃していた一人の人物がいた。
その人物はギリギリ目視で確認できるかという遠いところから一部始終を目撃していた。
姿がバレない様にグリーンとブラウンの擬態するようなマントを羽織っており、三人が遠ざかっていくのを確認すると、ため息をついていた。
「はぁ…… あの少女は僕の見立て以上の化物だったか…… 報告するの嫌だなあ。見たこともない魔法を使うし、これ信じてくれるのかな。やっぱりシェリーに担当変わってほしい…… それにしてもまさか化物少女とあの子が知り合いとはね。今度接触してみるか」
マントを羽織った人物は肩を落としながらトボトボと森を出て行った。
「よし、私ももう動けそうなので、少年を迎えに行きましょう。あと、少年がグランドホーンの角を欲しがっていたので少し持っていきたいのですけど」
「さっきマルミーヌちゃんとグランドホーンが激突した時に角の破片が足元に飛んできたから確保しておいたんだよ。それを少年に渡そう」
「では行きましょう」
三人はグランドホーンに背を向けて少年の元へ走っていった。その光景を目撃していた一人の人物がいた。
その人物はギリギリ目視で確認できるかという遠いところから一部始終を目撃していた。
姿がバレない様にグリーンとブラウンの擬態するようなマントを羽織っており、三人が遠ざかっていくのを確認すると、ため息をついていた。
「はぁ…… あの少女は僕の見立て以上の化物だったか…… 報告するの嫌だなあ。見たこともない魔法を使うし、これ信じてくれるのかな。やっぱりシェリーに担当変わってほしい…… それにしてもまさか化物少女とあの子が知り合いとはね。今度接触してみるか」
マントを羽織った人物は肩を落としながらトボトボと森を出て行った。