「ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」















 
 嫌!嫌!嫌!嫌!イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!イヤ!ダメ!ダメダメダメダメ!考えたくない!考えたくない!考えたくない!何も……考えられない……
 
 
 
 
 
 






 
 
 
 何も考えられない今の私ですら理解してしまったこと……

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 もうあの人の笑顔は見れない…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 もうあの人が語りかけてくれることはない…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 もう……あの人の……温もりを……感じることは……できない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 私の視界が一気に真っ暗闇に落ちていくように感じられた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 だが、何度生まれ変わってもこの日以上の最低最悪の絶望を味わう事は無いであろう一日の悲劇はまだ終わらない……。
 








 
 
「イザ……ベラ……?」






 どうしていいかわからない。どうしようもない状況で本能的に相棒の名前を呼び、我に返る。






「はっ、そうだ!イザベラ!イザベラはどこ?」




 
 
 私がイザベラの所在を確認した際に目の当たりにした光景はイザベラが二人の盗賊に頭を押さえつけられていた。近づいてくる斧を手にした男はイザベラを見下ろしていた。
 
 
 ま、まさかその斧をイザベラに?
 
 
 イザベラは必死に抵抗しようとするが、屈強な男二人に押さえつけられて、身動きが取れていない。
 
 
 
「嫌だ!嫌だ!いやだ!いやだ!イヤダ!イヤダ!やめて!お願い!お願いだから!!!!!!イザベラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
 
 
 私の声を聞いたであろう斧を手にした男は私に目線を配りながら嬉しそうに口角を上げて斧を振り上げ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「マルグリット……。 ごめんね。」