「フィルミーヌ・ルナ・メデリック公爵令嬢との婚約破棄をここに宣言する!!」
「え?」
「は?」
「……」
突然ですが、ごきげんよう。グラヴェロット子爵令嬢マルグリットと申します。
ここは王立エゼルカーナ魔法騎士学院。十五歳から十八歳の若者たちを集めて未来の騎士、魔導士、文官を育て上げる王国隋一の育成機関。
王侯貴族はこの学院に通うことを義務付けられており学友たちと切磋琢磨しながら未来のなりたい自分に向かって己を磨き上げていく場所なのです。
今や私たちも三年生でこの卒業パーティーが終わり次第、騎士団が内定している人、魔法師団が内定している人は王都に残ったり次期領主になる人は領地に帰ったりします。
そんな学園の最後のイベント大詰めの真っ最中にこのような唐突な宣言を受けて、ついつい時が止まってしまいましたがエシリドイラル王国次期王位継承権第一位であり、第一王子であらせられるギョム・スパ・エシリドイラル殿下からの発言に私たちは耳を疑っています。
そんな彼は三人の従者、殿下の親友枠の二人を両脇に据え置き、生まれたての小鹿の様に震えている如何にも”お花を育てるのが好きです!”と言わんばかりのご令嬢の肩を抱きながらこちらを睨みつけているのです。
ふと我に返って周りを見渡していると私たち三人以外の全員がこちらを睨んでいるかのような表情をしているのです。
これってもしや最初から仕組まれてた? 私たち三人がこの恐ろしい隠しイベントがあったことが知らされていない模様?
ちなみにここで言う三人の一人目が我らがフィルミーヌ・ルナ・メデリック公爵令嬢。
金髪さらさらロングヘアーで太陽の光を当てると光り輝く様に見えるまさに女神と言っても過言ではない造形美を持つ生きた伝説。スタイルもボンキュッボンでこの言葉はまさに彼女の為にあると言っても過言ではないのです。胸がすんごい大きさにも関わらず腰がなんでそんな細くなるの?その辺りの話をするといつも顔を真っ赤にして両手で抑えて照れるんだもんなぁ・・・ 可愛すぎか?
書物で定期的に出てくる聖女とやらがいるとしたら間違いなくこの人の事を指すんだろうなって思います。
「え?」
「は?」
「……」
突然ですが、ごきげんよう。グラヴェロット子爵令嬢マルグリットと申します。
ここは王立エゼルカーナ魔法騎士学院。十五歳から十八歳の若者たちを集めて未来の騎士、魔導士、文官を育て上げる王国隋一の育成機関。
王侯貴族はこの学院に通うことを義務付けられており学友たちと切磋琢磨しながら未来のなりたい自分に向かって己を磨き上げていく場所なのです。
今や私たちも三年生でこの卒業パーティーが終わり次第、騎士団が内定している人、魔法師団が内定している人は王都に残ったり次期領主になる人は領地に帰ったりします。
そんな学園の最後のイベント大詰めの真っ最中にこのような唐突な宣言を受けて、ついつい時が止まってしまいましたがエシリドイラル王国次期王位継承権第一位であり、第一王子であらせられるギョム・スパ・エシリドイラル殿下からの発言に私たちは耳を疑っています。
そんな彼は三人の従者、殿下の親友枠の二人を両脇に据え置き、生まれたての小鹿の様に震えている如何にも”お花を育てるのが好きです!”と言わんばかりのご令嬢の肩を抱きながらこちらを睨みつけているのです。
ふと我に返って周りを見渡していると私たち三人以外の全員がこちらを睨んでいるかのような表情をしているのです。
これってもしや最初から仕組まれてた? 私たち三人がこの恐ろしい隠しイベントがあったことが知らされていない模様?
ちなみにここで言う三人の一人目が我らがフィルミーヌ・ルナ・メデリック公爵令嬢。
金髪さらさらロングヘアーで太陽の光を当てると光り輝く様に見えるまさに女神と言っても過言ではない造形美を持つ生きた伝説。スタイルもボンキュッボンでこの言葉はまさに彼女の為にあると言っても過言ではないのです。胸がすんごい大きさにも関わらず腰がなんでそんな細くなるの?その辺りの話をするといつも顔を真っ赤にして両手で抑えて照れるんだもんなぁ・・・ 可愛すぎか?
書物で定期的に出てくる聖女とやらがいるとしたら間違いなくこの人の事を指すんだろうなって思います。