柿谷暁純(かきたにあきずみ) 二十五歳
黒髪、眼鏡。細身で虫が苦手。
莉珠とは幼馴染で、初対面で一目惚れした。交際期間ゼロで二十歳の時にプロポーズし結婚した。実際には、「結婚してくれなきゃ死ぬ」と言って脅した。
元々家事全般が得意だったが、スキルが発現してからは莉珠に手料理を食べさせるのが生き甲斐になった。
子供の名前は、結婚する前から決めていた。
ねちっこい性格で莉珠に色目を使う医者や看護師の名前を全て記憶していた。

柿谷莉珠(かきたにりず) 二十五歳
茶髪、腰までのウェーブヘア。美女。巨乳。
暁純とは幼馴染。生まれつきの虚弱体質で常にベッドで過ごす生活だった。
明るい性格で虚弱体質をネタにした洒落にならないギャグをかます。
暁純の誠意?を受け入れる形で結婚したが、まともな夫婦生活を送らせてあげられないことを気に病んでいた。

◯タオ村の老婆(師匠)
暁純と莉珠に空き家を提供した老婆。暁純からは師匠と呼ばれる。村でも評判の生き字引で、暁純に異世界産の食べ物の調理法を授ける。
後に双子のことを実の孫のように可愛がる。

柿谷晴純(かきたにはるずみ)双子兄 十歳
暁純そっくりの顔立ちで、中身は莉珠そっくりの明るい性格。
剣と魔法が得意で、大概の魔物はひとりで討伐できる。伝説の剣を大地から抜き去り一躍勇者と呼ばれるようになった。

柿谷寿珠(かきたにすず)双子妹 十歳
莉珠そっくりの顔立ちで、中身は暁純そっくりのねちっこい性格。
何もせずとも動物が懐き、植物が芽吹く。枯れかけた生命樹を蘇生させたことで、一躍聖女と呼ばれるようになった。