「ようやくお目覚めかな・・・・・・愛しい俺の花嫁」

誰かの声が聞こえる。
知らないはずなのに、甘やかな優しい声が心地良い。

「愛しい・・・・・・愛しい、雛子」

なぜ私の名前を知っているの。
あなたは一体誰なの。
どうして、私を呼ぶの。