卒業してから、広瀬とは頻繁に連絡を取っていた。
部活が同じだから仲は良かったけど、わざわざ連絡を取り合って会うほどではなかった。
そもそも僕たちのタイプって、真逆だし。
目立つ広瀬と、地味な僕。
「僕と広瀬」という組み合わせに首をかしげたくなるのは、たぶん僕だけじゃない。
周りの人もそう思っている。
だけど、連絡をくれるのはいつも広瀬からだった。
そして頼んでもいないのに、広瀬は僕をいじり始めた。
一緒に服屋さんを回って服選びをしたり、髪形の作り方を教えてくれたり。
それから合コンなんかにも何度か誘ってくれた。
僕は行かないと言ったけど、「経験値上げようぜ」なんてゲームのレベルを上げるノリで連れていかれた。
そのおかげか、女子と話すことに抵抗がなくなった。
学校で声をかけられても緊張しなくなったし、用がなくてもこちらから声をかけられる。
基本用がないと話しかけないけど、それではダメだと広瀬に言われて、ミッションを遂行するがごとく女子に話しかけた。
広瀬に誘われてスポーツジムで筋トレも始めたし、大学では続けるつもりのなかったサッカーも、広瀬と同じチームで続けている。
広瀬のバイト先で、バイトも始めた。
部活が同じだから仲は良かったけど、わざわざ連絡を取り合って会うほどではなかった。
そもそも僕たちのタイプって、真逆だし。
目立つ広瀬と、地味な僕。
「僕と広瀬」という組み合わせに首をかしげたくなるのは、たぶん僕だけじゃない。
周りの人もそう思っている。
だけど、連絡をくれるのはいつも広瀬からだった。
そして頼んでもいないのに、広瀬は僕をいじり始めた。
一緒に服屋さんを回って服選びをしたり、髪形の作り方を教えてくれたり。
それから合コンなんかにも何度か誘ってくれた。
僕は行かないと言ったけど、「経験値上げようぜ」なんてゲームのレベルを上げるノリで連れていかれた。
そのおかげか、女子と話すことに抵抗がなくなった。
学校で声をかけられても緊張しなくなったし、用がなくてもこちらから声をかけられる。
基本用がないと話しかけないけど、それではダメだと広瀬に言われて、ミッションを遂行するがごとく女子に話しかけた。
広瀬に誘われてスポーツジムで筋トレも始めたし、大学では続けるつもりのなかったサッカーも、広瀬と同じチームで続けている。
広瀬のバイト先で、バイトも始めた。