ヴァンが「前を開けます!」と上司に一言告げて、どうにかラビ達より少し前に踊り出て剣を振るった。そばでセドリックが、反対側の先頭へと進み出て、彼女の斜め前方で邪魔な蛇の群れを切り伏せながら、大きな声で確認した。
「ラビッ、口を開けさせると言ったって、一体どうするつもりなんですかッ」
「とりあえず飛ぶ! んで狙うは顎下!」
「大蛇の頭までかなり距離がありますよ!? あまりに計画性が無さすぎますし、考えがざっくりしすぎですッ」
『うるせぇぞ、ヘタレの過保護次男坊め。んじゃお前らが、俺とラビの踏み台になればいいだろが。その方が、確実に距離を稼げる』
大蛇まで後少し、という距離で、答えたノエルとラビが同時に強く踏み込んだ。
それを見たセドリックとヴァンが、止める暇もないと察して、悪態を堪える表情で咄嗟に剣をギリギリまで引いた。自分達のその刃の側面部分を向けるように構えて、思い切り振るう。
「ラビッ、口を開けさせると言ったって、一体どうするつもりなんですかッ」
「とりあえず飛ぶ! んで狙うは顎下!」
「大蛇の頭までかなり距離がありますよ!? あまりに計画性が無さすぎますし、考えがざっくりしすぎですッ」
『うるせぇぞ、ヘタレの過保護次男坊め。んじゃお前らが、俺とラビの踏み台になればいいだろが。その方が、確実に距離を稼げる』
大蛇まで後少し、という距離で、答えたノエルとラビが同時に強く踏み込んだ。
それを見たセドリックとヴァンが、止める暇もないと察して、悪態を堪える表情で咄嗟に剣をギリギリまで引いた。自分達のその刃の側面部分を向けるように構えて、思い切り振るう。