「剣でぶっ飛ばして道を開ける」
『用のない雑魚は、手あたり次第ぶっ飛ばす』
『おい、お前ら揃いも揃って物騒な思考してんな。実際の数を見て物を言えよ、そんな簡単に突破出来る量じゃないんだぜ』

 思わず、トーリが真面目な顔で突っ込んだ。しかし、言い終わる前にノエルが『背に乗れ』と提案して、ラビも「地上まで一気に出るの?」と尋ねながら跨って、あっという間に来た道を戻って行ってしまう。



 その場に残されたトーリは、去っていくラビ達の後ろ姿を、呆気に取られて見送った。そもそも、テメェらは俺の話を聞けよ、と思った。

 予想外の珍客過ぎるというか、もう色々と心配である。

『仕方ねぇなぁ……。まぁ面倒だけど、ちょっくら外に出て、なんかないか見てきてやるか』

 トーリはそう呟くと、一旦彼らと別方向に進むべく、くるりと回転して、ふっとその場から姿を消した。