一体、何がどうなっているのか分からない。
一緒に寝ないと寂しいとか、そういうやつなのだろうか?
一時的に伯爵家に世話になっていた頃には、ルーファスと彼と自分の三人で、大きなベッドに横になった事は何度かあった。時々彼らの両親である伯爵と夫人が顔を覗かせて「いい子達ね、ゆっくりおやすみ」と優しく頭を撫でていった事を覚えている。
もしかしたらセドリックは、幼い頃は兄弟や家族と寝ていた事もあって、酔っている今は当時の子供心に返ってしまっている……のか?
というか、どうしたらいいの、コレ。
ラビは思わず、後を追って付いてきてくれているノエルへと目を向けた。彼の方も、どうしたもんかと悩んでいる風ではあったが、鍵が閉まっているかもしれないとポケットを探るセドリックをしばし眺めると、身体から力を抜いた。
『……まぁ寝ぼけてるだけみてぇだからな。多分しばらくは離さないだろうと思うし、少し付き合うしかないな』
「えぇぇええええええ!? やだよ暑苦しいッ」
自分が女性である故の恥じらいといったものを微塵にも浮かべないまま、ラビは間髪入れずそう答えていた。
一緒に寝ないと寂しいとか、そういうやつなのだろうか?
一時的に伯爵家に世話になっていた頃には、ルーファスと彼と自分の三人で、大きなベッドに横になった事は何度かあった。時々彼らの両親である伯爵と夫人が顔を覗かせて「いい子達ね、ゆっくりおやすみ」と優しく頭を撫でていった事を覚えている。
もしかしたらセドリックは、幼い頃は兄弟や家族と寝ていた事もあって、酔っている今は当時の子供心に返ってしまっている……のか?
というか、どうしたらいいの、コレ。
ラビは思わず、後を追って付いてきてくれているノエルへと目を向けた。彼の方も、どうしたもんかと悩んでいる風ではあったが、鍵が閉まっているかもしれないとポケットを探るセドリックをしばし眺めると、身体から力を抜いた。
『……まぁ寝ぼけてるだけみてぇだからな。多分しばらくは離さないだろうと思うし、少し付き合うしかないな』
「えぇぇええええええ!? やだよ暑苦しいッ」
自分が女性である故の恥じらいといったものを微塵にも浮かべないまま、ラビは間髪入れずそう答えていた。