昼休憩が終わる予鈴が鳴った。
授業に遅れてはポイントに響く。
その鐘の音を合図にまだまだ怒りが収まらないるあさんと四天王達は「ばーか」「死ね!」と何とも稚拙なセリフを吐き捨てて去っていった。
それとともに傍観者達も散っていった。

「あ、まずい」
「ん?どした?」
「昼ご飯...」
「あ、」
やばい。まずい。かなり。とても。
るあさんと白井に気を取られすぎて73の昼ご飯をすっかり忘れていた。
今から走って買いに行っても絶対授業には間に合わない。
次の休み時間に走って買いに行けば怒られるかもしれないけど殴られるかもしれないけどそれで事は収まるかもしれない。
「とりあえず教室戻らなきゃ」
教室へ走った。