〜プロローグ〜

この世界は間違ってる。
それに誰も気が付かないのか。
気づいてないふりをしているのか、
気づいたところで仕方がないと思っているのか。
テレビをつければヤラセの心霊番組。
スマホを開けば溢れかえる誹謗中傷の嵐。
道を歩けば夢のような言葉を並べるだけ政治家。
そして、学校に行けばスカートの長さや髪型にはグチグチうるさいくせにいじめ、ハラスメントの問題にはすぐ目を瞑る教師達。

これを聞いて
''この世界は美しい''
という人達が私は信じられない。
もう一度言う
この世界は間違っている。
そして、私の通う高校はその間違いが行き過ぎた結果だ。