君がそのマフラーを外せるように

青春・恋愛

樹 ありす/著
君がそのマフラーを外せるように
作品番号
1665100
最終更新
2022/04/14
総文字数
29,719
ページ数
25ページ
ステータス
完結
いいね数
3
もしも、〝運命の赤い糸〟が見えたなら。
その景色はきっと美しく、素晴らしいものだろう。

貴方のそんな言葉が、私を救ってくれたんだ。
あらすじ
高校生の美夜は、人の好意を赤いマフラーとして視認することができる。
その特殊な体質故に友人と喧嘩別れした美夜は、視界に映る赤色を疎ましく思っていた。
ある日、美夜は文芸部の先輩・倉吉の書いた詩に胸を撃たれ、自分の世界の見方が変わる。やがて倉吉の首には美夜への好意を示すマフラーが現れ、彼と過ごす放課後の何気ない時間に幸せを感じ始める。
しかしそれは、疎遠になっていた友人からの連絡によって一変し――。

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