「つーか部室が生徒会の隣って有り得ねえ」
「部室棟に空きがないって言ってたけど、まあ、監視込みだろうね」
「絶対百鬼の仕業だよな。くっそ〜童貞め」

「ん"ん"っ」
「やべ、本人登場じゃん」

「えー、青春活動応援部さんどうもー、活動は順調ですか」
「順調でーす。お菓子食ったり漫画読んだり楽しいでーす」
「お菓子……? 漫画……?」
「茅人、正直に言っちゃダメだよ」

「やはり僕の思った通りじゃないですか! 倉科会長は一体何を考えているんだこんなふざけた部活を許容するなんて……だいたい青春活動応援部は​────」


「ふくかいちょー、その説教長そうだからジャンケンして俺が勝ったら今日は見逃して」
「はぁ!?」
「はい、いくよー」
「は、ちょっ、」



「さーいしょはパー、はい俺の勝ちー。勝ったので今日のところは説教免除でたのみます」
「ダメです青柳くん、最初はグーでしょう! 今のはルール違反で……っ」







「最初はグーって決まりはないです勝ちは勝ちですお帰りください万年童貞百鬼副会長」