「では、藤間さんがその手術を断っていると言う事も。」

「はい。美生から聞いています。」


うーん。

とりあえず、一通りは知っているんだな。

しかも、手術を拒否している事も知っているって事は、かなり親しい間柄かもしれない。

分はあるかもしれないな。


「率直に申し上げて、どうお考えになりますか?」

「本心を言えば、前向きに治療してほしいです。美生はまだ、ウチの事務所のトップ女優ですから。」

「それを藤間さんに、説得した事は?」

「ありません。美生にはこれまで、苦労ばかりかけましたから、彼女が最後にしたいと言うのであれば、それを受け入れるだけです。」