「みんな……ありがとう。――俺は、みんなの声援に勇気をもらえたよ。だから……もう一度会いに行ってみるね」
そう言ったあと、レイヤくんはちらりと私の方を見た気がした。目が合った? いや、そんなの気のせいだろう。一瞬だったし、ただファンを見ただけにすぎない。
――がんばってー!
――応援してる!
その声援を背に受けながら、レイヤくんはステージを後にした。
普段は興奮状態で終わるライブなのに、今日はみんながレイヤくんの応援をして、幸せになることを噛み締めて終わった。
今日を最後にしようと思っていたのに……。私の気持ちを伝えた手紙は、すでにファンレターの回収ボックスに入れてある。
まさか、怜也くんも私と同じ気持ちでいてくれたとは思ってもいなかった。それに、ファンが認めてくれることも……。
普通こんなことがあっても、有名人が直接説明することもないからそこに好感度を持っていってくれたのかもしれない。
そう言ったあと、レイヤくんはちらりと私の方を見た気がした。目が合った? いや、そんなの気のせいだろう。一瞬だったし、ただファンを見ただけにすぎない。
――がんばってー!
――応援してる!
その声援を背に受けながら、レイヤくんはステージを後にした。
普段は興奮状態で終わるライブなのに、今日はみんながレイヤくんの応援をして、幸せになることを噛み締めて終わった。
今日を最後にしようと思っていたのに……。私の気持ちを伝えた手紙は、すでにファンレターの回収ボックスに入れてある。
まさか、怜也くんも私と同じ気持ちでいてくれたとは思ってもいなかった。それに、ファンが認めてくれることも……。
普通こんなことがあっても、有名人が直接説明することもないからそこに好感度を持っていってくれたのかもしれない。