「あなたが探偵さん!? 最近の探偵さんって可愛いのね」
えっ……えぇっ!?
まさか辻エレナに手を握られるなんて思わなかったから心臓が飛び出しそうになるぐらいドキドキする。全身が火照り熱くなりそうだ。
「失礼。探偵は俺ですよ。彼は、助手。はじめまして、神崎です」
「まぁ、あなたが!? わぁーこっちは、凄いイケメンだわ」
さらにテンションを上げて神崎さんの手を握る彼女に俺は驚いた。
あ、そういえばちょっと天然が入っている子だっけ?
その明るくて人懐っこい笑顔は、男女問わず人気が高かった。芸能人は、裏表があると言われているが、どうやら彼女はこれが素らしい。
そうしたらマネージャーの伊藤さんが慌てて引き剥がして謝ってきた。
伊藤さんは、三十代前半ぐらいの眼鏡をかけていて真面目な印象だった。
「すみません。こら、エレナ。無駄にくっつくな。探偵さん達が困っているだろ?」
「えーだって」
「はじめまして。『KANZAKI』探偵事務所の神崎と申します。彼は、助手の立花。話は、電話でお伺いしていますが脅迫状を一度見せて頂けませんか?」
神崎さんは、頬を膨らませている辻エレナを気にすることなく丁重に情報を聞き出そうとする。すると慌てて伊藤さんは、脅迫状の入った封筒を取り出すと差し出してきた。
「すみません。あの……これなんですが」
「拝見させて頂きます」
神崎さんは、伊藤さんから封筒を受け取り中身を開けて確認する。何が書いてあるのだろう? 俺も覗いて読んでみる。これは……!?
『最愛の辻エレナ様へ。どうして? 俺の気持ち分かってくれないんだ? もしかして誰かに邪魔されているのか? 警察じゃないよな? もしかしてあの男か?
でも心配いらないよ。俺が代わりに殺してあげる。大丈夫。俺達の愛は、永遠だから』
そう書かれてあった。うわぁー気持ち悪い。
さすがストーカーなだけあって、思い込みの激しい自己中タイプだろう。
「他にもいくつかあるのですが、似たような内容ばかりです。お願いです。犯人を突き止めて下さい」
「分かりました。エレナさんの周辺を探り犯人を突き止めます」
えっ……えぇっ!?
まさか辻エレナに手を握られるなんて思わなかったから心臓が飛び出しそうになるぐらいドキドキする。全身が火照り熱くなりそうだ。
「失礼。探偵は俺ですよ。彼は、助手。はじめまして、神崎です」
「まぁ、あなたが!? わぁーこっちは、凄いイケメンだわ」
さらにテンションを上げて神崎さんの手を握る彼女に俺は驚いた。
あ、そういえばちょっと天然が入っている子だっけ?
その明るくて人懐っこい笑顔は、男女問わず人気が高かった。芸能人は、裏表があると言われているが、どうやら彼女はこれが素らしい。
そうしたらマネージャーの伊藤さんが慌てて引き剥がして謝ってきた。
伊藤さんは、三十代前半ぐらいの眼鏡をかけていて真面目な印象だった。
「すみません。こら、エレナ。無駄にくっつくな。探偵さん達が困っているだろ?」
「えーだって」
「はじめまして。『KANZAKI』探偵事務所の神崎と申します。彼は、助手の立花。話は、電話でお伺いしていますが脅迫状を一度見せて頂けませんか?」
神崎さんは、頬を膨らませている辻エレナを気にすることなく丁重に情報を聞き出そうとする。すると慌てて伊藤さんは、脅迫状の入った封筒を取り出すと差し出してきた。
「すみません。あの……これなんですが」
「拝見させて頂きます」
神崎さんは、伊藤さんから封筒を受け取り中身を開けて確認する。何が書いてあるのだろう? 俺も覗いて読んでみる。これは……!?
『最愛の辻エレナ様へ。どうして? 俺の気持ち分かってくれないんだ? もしかして誰かに邪魔されているのか? 警察じゃないよな? もしかしてあの男か?
でも心配いらないよ。俺が代わりに殺してあげる。大丈夫。俺達の愛は、永遠だから』
そう書かれてあった。うわぁー気持ち悪い。
さすがストーカーなだけあって、思い込みの激しい自己中タイプだろう。
「他にもいくつかあるのですが、似たような内容ばかりです。お願いです。犯人を突き止めて下さい」
「分かりました。エレナさんの周辺を探り犯人を突き止めます」