助けられなかった命。今度こそ救いたい

ヒューマンドラマ

花蓮/著
助けられなかった命。今度こそ救いたい
作品番号
1655479
最終更新
2021/12/21
総文字数
10,809
ページ数
4ページ
ステータス
未完結
いいね数
1
ランクイン履歴

ヒューマンドラマ16位(2021/12/19)

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ヒューマンドラマ16位(2021/12/19)

2年前の今日、大切な家族を失った。

自分の命よりも大切な人。
自分を犠牲にしても守りたかった、俺のたった1人の家族。そんな家族を、2年前のこの日、俺は失った。

それは突然だった。
突然俺を地獄の底へと落とした。

そんな俺の事を、悪魔は笑った。
そして、神は俺に試練を与えた。

それは--

「あなたに殺されるために私はここにいる」
「俺は君を殺せない。殺すつもりは無い」

大切な妹を失ってから2年後の今日、別世界から自分の妹が俺の目の前に現れた。

これは本来出会うはずのなかった2人が、なんの運命のいたずらか出会い、そして俺が妹を助けるために運命に逆らう、奇跡のような物語。
あらすじ
降り続く雨の中、橘隼人(たちばなはやと)は、深くまでフードを被り、傘を差さずに立っている少女と出会う。少女の名は、朝倉千尋(あさくらちひろ)と言う。

千尋は隼人の存在に気付くと、キュッと隼人の服の袖を掴んで言った。『見つけた』と。

訳が分からずにいる隼人を前に、千尋はにこりと笑って言った。

『私の名前は朝倉千尋。はじめまして、2年前に自分のせいで実の妹を亡くした殺し屋隼人さん?』

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