「おはよう、あさひ!」
「おはよう」
今日も変わらず一緒に学校へ行く。何も言わず、あたりまえのようにあさひの手を握った。
「今日から体育はプールなんだ!」
「碧斗嬉しそうだね」
「体育はプールに限る!あさひは?あさひの学校はプールないの?」
「うちもあるよ」
「あさひ…?」
おれとあさひの身長差は45センチある。
そんなのすぐなくなるから全然気になんかしてないけど、もし今…もう少しおれの身長があったらきっとあさひの目元の違和感をどうにかしてあげられたのかもしれない。
「え、なぁに?」
ハッキリわからなかったんだ。
それ以上近付けなかったから。
だってあさひはいつも通り笑っていたから。
「ううん、プール楽しみだな~」
無邪気に笑ってみせるしかできなかった。
「おはよう」
今日も変わらず一緒に学校へ行く。何も言わず、あたりまえのようにあさひの手を握った。
「今日から体育はプールなんだ!」
「碧斗嬉しそうだね」
「体育はプールに限る!あさひは?あさひの学校はプールないの?」
「うちもあるよ」
「あさひ…?」
おれとあさひの身長差は45センチある。
そんなのすぐなくなるから全然気になんかしてないけど、もし今…もう少しおれの身長があったらきっとあさひの目元の違和感をどうにかしてあげられたのかもしれない。
「え、なぁに?」
ハッキリわからなかったんだ。
それ以上近付けなかったから。
だってあさひはいつも通り笑っていたから。
「ううん、プール楽しみだな~」
無邪気に笑ってみせるしかできなかった。