―ブーンブーン…
まだ布団の中で蹲っていた朝、携帯の着信音で目が覚めた。のそのそと起き上がり画面を確認すると見慣れた名前からの電話だった。
ふわっとあくびをしながら電話に出ると、今すぐ来て!と用件だけ言われて切られた。
…まだ寝たいんだけど。
テキトーに着替えて外に出た。
「おはよう、碧斗」
「おはよ、あさひの電話で起こされたんだけど―」
「いつまで寝てるの!冬休みだからってダラダラしないの!」
「お母さんかよ」
あさひのぐるぐるに巻かれたマフラーがこれからのことを物語っている。なんとなく察しはついた、長い付き合いだから。
「遊びに行こう!」
てゆーか結構寒い12月の気温、テキトーに出て来ちゃったからマフラー忘れたし。
「…美容はもういいの?」
「もうやりつくした!今日が村瀬あさひ、最後の日だから…碧斗どっか出掛けよ!」
「俺と?俺でいいの?」
「碧斗がいいんだよ」
しょうがないなぁっと笑って見せた。
そうゆうところは全然変わらない、いつも俺を呼んでくれるところ。それには、つい微笑んでしまう。
まだ布団の中で蹲っていた朝、携帯の着信音で目が覚めた。のそのそと起き上がり画面を確認すると見慣れた名前からの電話だった。
ふわっとあくびをしながら電話に出ると、今すぐ来て!と用件だけ言われて切られた。
…まだ寝たいんだけど。
テキトーに着替えて外に出た。
「おはよう、碧斗」
「おはよ、あさひの電話で起こされたんだけど―」
「いつまで寝てるの!冬休みだからってダラダラしないの!」
「お母さんかよ」
あさひのぐるぐるに巻かれたマフラーがこれからのことを物語っている。なんとなく察しはついた、長い付き合いだから。
「遊びに行こう!」
てゆーか結構寒い12月の気温、テキトーに出て来ちゃったからマフラー忘れたし。
「…美容はもういいの?」
「もうやりつくした!今日が村瀬あさひ、最後の日だから…碧斗どっか出掛けよ!」
「俺と?俺でいいの?」
「碧斗がいいんだよ」
しょうがないなぁっと笑って見せた。
そうゆうところは全然変わらない、いつも俺を呼んでくれるところ。それには、つい微笑んでしまう。