その日の夜、缶ビールやつまみになりそうなお菓子を持った兄貴についてあさひの家に一緒に出掛けた。
「拓海くん!」
ピンポンを押すとすぐにあさひが出てきた。1日仕事があったのかまだスーツ姿で、仕事モードみたいだった。
「久しぶりだな!」
「久しぶり~、拓海くん元気だった?」
「元気元気!あさひ大人っぽくなったなー!」
「私もう23だよ!」
あさひが大人みたいな笑い方をした。スーツだったからそう思っただけかもしれないけど、なんとなく雰囲気が違う気がした。
「拓海くん上がって、上がって。碧斗もいらっしゃい!」
…碧斗"も"ってなんだか引っかかったけど、気にしないようにして靴を脱いだ。お邪魔しますと一応声を掛け玄関を上がる。
「あ!」
それと同時兄貴がオレを指さした。
「碧斗、あさひに背追いついたな!」
隣に並んだあさひとパチッと目を合わせる。
その視線は一緒で、ちゃんと顔が見える。
…そんなこともうとっくに知ってるけど。2年前の兄貴の記憶で止めないでほしい。
オレは日々成長してるんだ。
今は同じ身長だけど、すぐに追い越すんだから。
「拓海くん!」
ピンポンを押すとすぐにあさひが出てきた。1日仕事があったのかまだスーツ姿で、仕事モードみたいだった。
「久しぶりだな!」
「久しぶり~、拓海くん元気だった?」
「元気元気!あさひ大人っぽくなったなー!」
「私もう23だよ!」
あさひが大人みたいな笑い方をした。スーツだったからそう思っただけかもしれないけど、なんとなく雰囲気が違う気がした。
「拓海くん上がって、上がって。碧斗もいらっしゃい!」
…碧斗"も"ってなんだか引っかかったけど、気にしないようにして靴を脱いだ。お邪魔しますと一応声を掛け玄関を上がる。
「あ!」
それと同時兄貴がオレを指さした。
「碧斗、あさひに背追いついたな!」
隣に並んだあさひとパチッと目を合わせる。
その視線は一緒で、ちゃんと顔が見える。
…そんなこともうとっくに知ってるけど。2年前の兄貴の記憶で止めないでほしい。
オレは日々成長してるんだ。
今は同じ身長だけど、すぐに追い越すんだから。